最近 ITを進めるとかAIがどうのとよく聞かれると思います。
ITは「情報通信技術」と訳されますね。
インターネットや人工知能を使って今まで人間がやってきた仕事を肩代わりさせることだと誤解している方も多いようですが、そうではありません。
今は多様化の時代と言われます。
様々な環境やニーズが細かくわかれ、きめ細やかな対応が必要ですし望まれています。
それを実現するためにIT、「情報通信技術」が人口減の時代では欠かせません。
これは労働者にとっては仕事がなくなるのではないかと勘違いされていますし、事業者にとっては人件費を減らせるのではないかと期待されています。
そうではありません。
むしろ経済活動とは切り離した公共サービスを手厚くしないと情報格差や情報弱者を増やす原因となりかねません。
何かと公務員の仕事ぶりや給与が取り上げられます。
ちょっと古いデータで申し訳ないのですがニューズウィークの2016年10月の記事で「日本の公務員は先進国で最も少なく...」というのが出ていました。
これによると2010~14年にかけて、各国の研究者が共同で実施した『第6回世界価値観調査』のデータで就業者のうち、公的機関で働いていると答えた人の割合を国ごとに計算すると日本は10.7%で,調査対象の58か国の中では下から2番目だ。公務員比率が1割という日本の現状は、国際的に見ると先進国の中でも格段に低いとのデータがでています。
公共事業の民営化が進み、公務員はいらないのでは、とそんな極論がまかり通っています。
私は公務員を増やす事で労働者に安定した環境を保証し、少子高齢化に対応できる情報化社会が作れると思います。
ただ、ITはとても便利なツールです。
昨日は三刀屋川河川敷公園で朝のご挨拶に立っていましたが、リアルタイムで情報をあげているので手をふってくれたり温かいメッセージをあとから送って頂いたりします。
上手なつき合い方、それにつきると思います。