杉の花粉の飛散が今年は多く、花粉アレルギーに苦しんでいる方は多いのではないですか。

原因の一つは管理されなくなった杉林の放置による花粉の大量発生です。

なぜ森林が管理されなくなったのか。

林業は農業以上に採算に見合わない産業になってしまったからです。

外国産の安い木材の流通や化石燃料由来の新建材の影響で山での厳しい労働に見合う価格で木材は売れません。

山林が荒れて竹林が広がっているのをあちらこちらで見かけますが、この竹を切るだけでもものすごい労力を必要とします。

もちろんお金にはなりません。

山林が管理されないために獣はどんどん人里に降りてきて畑を荒らします。

そして管理されない山林は自然災害の被害を大きくします。

土砂崩れは管理されない山で発生しやすいですし、適度に管理された山の貯水機能は下流へ一気に雨水が下って行くのを和らげます。

まず、産業として林業が成り立つようにすることが先決です。

そして就業前・就業後研修を強化し、計画的な林業人材の確保を図れるよう、支援制度を整備するべきです。

林業研修施設の整備や指導者の育成、子どもの時から森にふれあう林業体験などを自治体などに働きかけていきたいです。

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